ナハ35,ナハ4運輸省試験(7月29日)
赤鬼状態で本線走行
公務員の長~いレバラン休暇が明け、お役所もようやく27日から通常営業に戻り、ジャカルタの町も普段の喧騒が戻ってきましたが、先日の12連での社内試験以降ストップしていた205系南武編成の現地化改造も今週から本格化(詳しくは後日Depok通信でお知らせいたします)しています。そんな中、さっそく運輸省試運転実施との報が。ただ現時点で12連の営業運転の許可は下りていないのか、6連単独での試運転とのこと。当然、まだ完全に現地化が済んでいるとも思えず、改造過渡期の姿を収めようと、この前と同じ要領で朝のDepok駅に向かってみました。
運輸省試験1発目はナハ35 必然的に営業開始第一号もこの編成になるのか
定刻に遅れることしばし、上陸順では一番最後になったナハ35編成が目にも鮮やかな装いで電車区から出庫してきました。残すは、ステッカーで処理する側面及び、前面の黄帯,白帯の装飾を残すのみの状態。まあ順当に考えて、いつものKCJカラーになってしまうのでしょうけど、仮に12連をやるなら、12連アピールのためにも、前面は南武帯のままってのもいいんじゃないんでしょうか(笑)これはなかなか強烈な印象です。 が、無念の2番入線
12連試験のときは両日ともに急きょ3番入線に変更になったのですが、今回は所定通り2番にポイントが切り替わってしまいました・・・。なので、マトモに撮れるのは入線時のみ。この一瞬に全てをかけるしかありません。ですので、PKDにお願いして、草むらからの撮影です。 一応、Depokに停車中の姿を・・・クハ205側も同様の状態
しかも、先行電は、ナハ35の入線とほぼ同じくに発車してしまい、後続ですぐに上りが入線したものの、さらに3番にDepok止、折り返し電車も入線し、三つ巴の様相に。どれを優先させて出すのか・・・。 ヤテの同僚、ジャカルタで再会
くしくもこのとき3番に入ってきたのは、H28。まるでこの並びのために、クハ205のスカートを交換したのかもしれませんね;;順光だったら、まさに文句なしの光景だったのですが;;
だったら上り側に回り込めばいいのですが、1番が先に出ることを信じ、さっさと車内でスタンバイしてしまいましたので。しかしながら、下り後続でDepok止が続いていたため、2番を早急に空けるべしとの判断から、信号も開通していないにもかかわらず、2番線注意して進行せよとのアナウンスが;;おいおい。というわけで、1,2,3どれも停止信号にも関わらず、試運転が先発してしまいました。あーっ。 さあ先に出るのはどっちだ!?
行ってしまった・・・、信号まだ開いてないのに。
まあ、どうせ先行したところで、側面に日が回らないし(短いのでPondokCinaのインカーブも絵にならないしね)、Manggaraiで撮っても微妙だし、で、ここは潔く諦め、午後に運を回す!!
そんなわけで、なんと本日は同時に2本の試運転が実施されたのです。おそらく、ここで2本やっておかないと、日曜日までかかってしまうからということなのでしょうな。横浜線編成のときは、最後の方、休日返上で試運転に出していましたが、やはり本音は日曜日は休みたいものなのでしょう。
果たして午後のスジ、タイミングよく撮影チャンスが巡ってくるのか正直微妙でしたが、この時期の午後上りならバリ順の下での撮影が可能。これはなんとしてでも撮りたい!!が、その念力が通じたのか、出先からタクシーで飛ばしてもらい、高速出口真下の、定位置に着いた瞬間、今まさに赤鬼が接近してきているではありませんか!!なんという幸運。しかし一歩間違えば、目の前を通過されるという最悪の事態だったわけで。内心冷や汗・・・。
こうなったら、もうがむしゃらに撮るしか道はない・・・。ぶっつけ本番一発勝負。 運輸省試験第2号、ナハ4
やってきたのは、この前ナハ35とペアを組んでいたナハ4。それにしても6連短いなぁ・・・。もっと引かないと;; しっかし横浜線のオリジナル帯の試運転もここで撮っていたわけですが、あのときは大逆光。ジャカルタの光線は季節によって180度変わってしまうというのを思い知らされますね。 引きでもう一発
結果的には待ち時間ゼロで、大満足。いやぁ、こんなこともあるんですね。なんだか今年の運勢を全て使い果たした感です・・・。この後何が起こるのか恐ろしや;; とりあえず後追いも
本来の立ち位置まで移動する時間がなかったので、後撃ちはこんなザマです。
さて、この試験をクリアすれば、ナハ35,ナハ4はいつでも運用可能になるのですが、いかんせん12連化に向けたホーム改良の動きも出てきていないので、果たしてどのような形で運用に入れるのか(どうせDepokのボスは早く運用に就かせたくてしょうがないのでしょうから)、引き続き注目です。
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コメント
こんばんは。
南武線組が無事に現地入りしてまだ間もないですが、熱い光景が展開されていますね〜!てっきり6+4の10両に組換えて運用されるはずだと予想していただけに南武線色のままの12両運転は驚くばかりです。非常時だけの救援でのみ可能なんだと思っていましたが先頭車両同士を連結しての10両以上の運転も一応出来るんですね・・・。
それにしても南武線の残りが到着した後、他に必要な車両は一体どこから調達する気でいるんでしょうか?
東急は8500系を使い倒す気満々ですし、JRにしても他線区の205系は廃車計画すら無く東京メトロは03系と6000系VVVF車くらいしか出物が無い(買う気があっても遅過ぎる上マトモに運用出来るとは思えませんが)状況では、どう考えても日本からの車両譲渡が絶たれそうな気がしてならないのですが、ね・・・。
投稿: 野津田車庫 | 2015年7月31日 (金) 01時23分
<野津田車庫様
そうですね。公式リリースでも組み替えて使用との旨が出ていたわけですから、突然の計画変更です。鶴の一声とはまさにこのことで・・・。これじゃあJREにも見切りをつけられますよ。国内では国府津配給を12連でやっていますし、一応15両までは対応できるようです(211系と共通設計なのでしょう)。
早くとも次の205が出るまでは2年はかかるでしょうから、来年はかなり厳しいものになるでしょうねぇ。しかし大統領令で2019年までの予定数調達と、その後の中古車購入禁止は確定していますので、達成できない場合は社長が身をもって償うしかないのでしょう・・・。
投稿: パクアン急行 | 2015年8月 1日 (土) 01時09分