ナハ37,10,42,13 Yokoso! TanjungPriok !(9月27日)
久々の大ヒット。日中水切りを狙えました。
9月16日に新潟西港を出港した貨物船が、27日朝8時過ぎ、TanjungPriok着岸。積載していたナハ37,10,42,13の順で水切りが実施され、翌28日17時半頃にナハ42+ナハ13がDepok電車区に到着し、全作業が終了しました。久々の日曜着岸となり、全24両の水切り、ないしオンレール風景のキャッチに成功。とはいうものの、久々の24時間耐久撮影となり、その後の疲れの反動が・・・。
さて、埠頭の方に出向くと、予定通り既に船は入港しておりましたが、実際に作業が開始されたのは昼になってからのことで、岸壁側から順光となり、自ずとシャッターを切る回数も増しました;;そんなわけで、12:15、1発目となるクハ204-21が吊り上がってきました。
水切り第一号となったナハ37,クハ204-21
今回撮影者はこれだけ、‟チョークールだわ”の姉ちゃんはいませんでした
作業が始まると、順調そのもので、出際良くトレーラーに乗せ換えられ、Pasosoに向けて出発。TanjungPriok港も現在改修工事が進められており(いずれは埠頭までの線路が復活する、はず・・・)、何かと手はずも変更されているのですが、日曜日だからか、港湾内はガラガラ。全く船も停泊しておらず、海沿いを走る南武線の姿が楽しめました。 出発するクハ204-21
続いて、モハ204-63
モハ205-63
さて、これで埠頭にいた3台のトレーラーは全てで払ってしまい、戻りのトラックもありません・・・。3台目のトレーラーは日産UD製のロゴ付きで、日本スタイル。何故か速度表示灯も付いてます。中古車?? MAN,SCANIAが大概を占める中で珍しいですね
どうらや、Pasosoのクレーン業者がまた遅刻しているようで、トレーラーも戻ってこないわけです・・・。あと1両水切り出来れば、ちょうど鉄板作業に入れるのに・・・。休憩タイムにするしかありません。 やっと出て来たモハ204‐61
そして、再度の小休止。鉄板タイム突入です。こちら岸壁で一眠り;;そして蓋が開いたとのことで、見学させてもらいました。 びっしり詰まっています
今回、インドネシアへの車両譲渡に使われる船にしては比較的小型で、とにかく満杯に積載されています。ちなみにこの船、以前にはミャンマー向けキハの輸送にも使われた実績があるようですね。
まもなく作業が再開されそうですので、そのまま船内から。バックが海なので、なかなか良い眺めです。 吊り上がるモハ205-61
そして、次には先頭車がアタマをこちら側に向けて控えておりますので、そのまま待機。 6両目、クハ205-41
岸壁を見ると、ちょうどBandungから帰ってきたAdam君の姿が。ここぞというときに狙いを定めていらっしゃいますね、流石です・・・。 Pasosoに向かうクハ205-21
間髪入れずに、お次もアタマ。 ナハ10、クハ204-131
トレーラーへ
なお、この車両、シッピングマークでは60/120であり、書類上(新津配給順)では、早くもちょうど折り返し地点を迎えたことになります。 今回で、南武編成の譲渡予定車のうち過半数がジャカルタ入りです
すでにジャカルタ入りしている編成と合わせ、これで計13本が到着し、残すは7本のみ、おそらくあと2回ほど船が着岸すれば、目出度く大団円を迎えるものと思います。埼京、横浜に比べ、両数が少ないですから、なんだかあっという間という感じです。 岸壁沿いを行く、クハ204-131
お次も同じような光景が続きますが、とりあえず。 モハ204-358
これで、船の上段、中央の船室までが空になりました。この先、船尾側での作業に移るのですが、車両吊り上げ用の鉄枠がクレーンから外されてしまいました。おや?と思い、船内のお邪魔すると・・・。 こういう作業を伴うのですね。 モハ204-357。
今回、中央のクレーンが船尾側まで届かないため、補助クレーンも使用し、船内でこのような水平移動をしてから吊り上げという手順が取られていました。 で、ここから再度吊り上げに入ります
しかし、この水平移動のためなのか、モハ204が連続で上がりました。 モハ205-358も水平移動
そんなわけで、3号車が4号車を追い越してゆきました。 4号車もすぐに後追いしましたので、走行撮ったら面白かったかも
その後は、船内にゆとりが出たため、2号車,1号車を一気に水平移動し、吊り上げに入りました。が、ここで日没。 船内中央に引き出された2両
さあ、ここからは体力勝負の夜間戦。 水切りされたモハ205-357
三脚をPasosoで保管してもらっており、手持ちですので、これが限度・・・。次のアタマを撮ったら、Pasosoに移動するしかないな;; 一応、クハ205-131も
どうせこの後、長い鉄板タイムになってしまうため、拠点をPasosoに移動です。港湾内も、お休みモードなのか暗く、今回、船からの照明も期待できないので。というか、船内クレーンの照明、まさにこのタイミングで、片側切れやがったし・・・。
さて、トレーラーを追うように、Pasosoに向かうと、なんと良いことに、2号車もまだオンレールされていませんでした。これはラッキー!! 1号車もトレーラーに載ったまま待機中
せっかくなので、モハ205-357のオンレール作業も見学。しかし、今日のPasosoは明るいですね!!コンテナも少なくいい感じです。 スタッフの皆様も、妙にやる気入ってます
そして、今回の一区切りとなる通算12両目、クハ205-131のオンレール作業が開始です。 玉かけに入る
トレーラーから離れる
やはり今夜は団結力を感じます
そして、所定位置まで手押し
その後、DjokoTingkirの牽引、推進により、既に到着しているナハ37の留置されている1番線(?)へ移動。 ナハ37+ナハ10、12連組成完了!!
あとは牽引釜の到着を待つのみ。船からの陸送も当分途絶えそうな雰囲気ですので、DjokoTingkir車内で、皆様と夕食タイム。真っ黒な手で、手づかみパダン料理!!Pasosoの夜は、ホントいつもパダンだよねぇ・・・。
そのまま雑談タイム突入で仮眠ならず。さあ、釜が先か、トレーラーが先か。 で、先にやってきたのはトレーラーでした。クハ204-26。
ナハ10の隣に降り立つナハ42
相変わらずの遅刻常習犯でしたが、奥のクレーン、日本の中古でした。
そして一瞬の三並び
手押しで、Pasoso駅本屋の方に転がしている最中、ちょうど一発目の牽引役となるCC206が到着。プラレールで、Pasoso駅トリプルセットの発売を強く希望したくなる並び。オレンジチョッキのプラキッズ付きで(笑) すぐにやってきたモハ204-78
Pasoso駅本屋と205系
しかしまぁ、転がすは転がすはで、駅本屋も通りこす勢い。ここまで移動させるのは初めて見ました。 23:00、配給1発目Pasoso発車
そうこうしているうちに、時刻は23時を回ろうとしていましたが、ようやく出発の許可が下りたようで、ナハ37+10がDepokに向けて発車。今回も、PasarSenen,TanahAbang経由で、DjokoTingkirとCC釜のプッシュプルで運転。DjokoTingkirが戻るまで、Pasoso駅は寂しくなりますなぁ。そしてPasoso残留組のスタッフさんは、本当にお疲れさまな感じです。 順調にやってきたモハ205-78
あと、1両で次の鉄板タイムになるはずですので、次まで待って、再度港埠頭に向かおうかと画策。なんだかんだで、残りは6両ちょいというわけで、なんだかあっけない。
が、なんと次にやってきたのがアタマ。いやいや、別にアタマが来る分には構わないのだが、既に半分スリープモードになっている脳みそにこういう応用問題はキツイ;; 6,5,4,1って・・・。このフェイントにはやられました。
まあ、この後鉄板タイムになるのは明らかで、移動するならここしかないでしょう、というわけで、返空トレーラーに便乗させて頂き、再度埠頭へ。着いてみると、まあ予想通りで、今回も歩留まりはゼロ達成。
が、埠頭ではクレーンから台枠も外され、完全休憩モード。こりゃか当分上がらないだろう。すでに0時を回り、ここからが本当の地獄の始まりでした。しかし、あまりうたた寝し過ぎて、作業再開をすっぽかしても嫌ですので、仮眠を取るわけにも行かず、ひたすら待ち・・・。で、ようやく作業開始されたのが2時半過ぎ。しかも、またしても、船内で追加作業が行われている模様。気になったので、船内から観察してみることに。 こういうことでした
先ほど、船尾側の車両を船内で水平移動していましたが、今度は船体中央部の4両吊つり上げ時に、干渉する部分があるようで、やはり一旦移動してからの手はずが取られました。しかし、こちらは船内に簡易レールまで設置されており、これもクレーンで吊り上げたのですが、フォークリフトも動員し、船尾側に引き出す作業が実施されました。ですので、水切りは超スローベース。一旦、船に入ってしまったので、すぐに下りるのも恐縮で、この箱が空になるまでは、ここに居座ろうと決めましたが、眠気で海に落ちるのではないかと、ヒヤヒヤものでした。 スローベースですが、1両1両確実に水切りされてゆきます。モハ204-76。
意識が朦朧としていましたので、この後の中間2両は割愛。ナハ42はコンプリートしたということにしましょう。そして次に上がるのは、ナハ13の先頭、だったのですが、それが吊り上がる頃には、すでに朝を迎えていました・・・。ホント、この4両分はキツかった。 クハ204-134。ただいまの時刻、6:30・・・・。
さあ、この後私は何をしたのか。覚えていません。まあ船の中で待機していたのでしょう。もちろん、ここで鉄板タイム。船首側の鉄板を取り外さねばなりません。ですから、次は当分まだ先、どうせ上がっても中間だろうとみくびっておりました。
が、そういうときに限って、またアタマが上がるんだよ・・・。なんと2回連続でナハ13のクハ。最後の最後で、やられましたね。。しかも顔の向きは連続で船首側・・・。 アレマー・・・・。クハ205-134。
クハ205がこの向きでは、Pasosoで変えなければなりませんね
まあ、それはさておき、船に残る車両は中間3両だけ。だったら、もうここにいても意味はないと判断し、ここで埠頭とはお別れ。クハ205-134を追いかけ、再度Pasosoへ。
すると、ここで事件発生。木下重機さんが店じまいを始めているではありませんか!貸出時間が定められているのか、ローテーションのため、使えなくなるようなんですね。日本の中古は引っ張りだこなのか。 おかげさまで、再度アタマを狙えましたが・・・
あと4両で作業終了だったところに思わぬ伏兵が隠れていましたね。しかもトラックの台数から、Pasosoに溜めることが出来るのはこの1号車クハ含めて、4両だけですから、船側は船側で、最後の1両の水切りが出来ない状況;;なんでこうなるのかねぇ。
トレーラーはどんどんPasosoに溜まっていく一方。しかし、一向にクレーンの到着する気配なく。結局、新しいクレーンが現れたのは11時過ぎ・・・。おかげでよく寝られて、エネルギーを充電できたのは好都合でしたが、スタッフの皆さんは、予定ではすでに撤収出来ているはずで、なんだか気の毒です。 オンレール含め、Pasosoにナハ13が5両・・・。ようやく作業再開です。
最後の一仕事!
まずは3時間近くPasosoでトレーラーに載ったまま放置された、クハ205‐134。Pasosoでの日中吊り上げシーンに立ち会うのはなんだか久々です。 人力でナハ42に連結
その後はテキパキと作業は進み、あれよあれよという間に12連組成完成!! 最後はDjokoTingkirで押し込み、組成完了です。12:30。
港湾労働者の方たちは早々に撤収。そしてKAIスタッフの皆様は、牽引釜の到着を待つのみ!! 釜来て、サンドイッチされる前に、Pasosoでの最後の1枚
スタッフの皆様のご厚意に甘えまして、クーラーの効いたDjokoTingkit車内でしばしの休憩。こうなってくると、夕ラッシュ前に配給スジを引けるかどうか。Pasoso発14時を過ぎると、夕方以降まで配給の設定が出来ないとのことで・・・。もしかしたら、日中走行が撮れない疑惑が・・・。 なんとか日没前にPasoso出発です
が、しかし、13:30頃にようやくCC203が姿を現し、なんとかギリギリセーフ、14:00キッカリにPasoso発。当初も目論んでいた、いつものSudiranストレートでの午前撮影は不可能になってしまいましたが、埼京のときに何度か撮ったことのあるKemayoranで日中走行シーンを撮ってみました。 PasarSenenへ向かう回送を後撃ち
PasarSenenで折り返し、TanahAbang経由でDepokへ
お馴染みDjokoTingkirを後撃ち
本当はこの後、面に当たらないの承知(後撃ちは順光なはず)で、Sudirmanに行こうかとも思いましたが、市内大渋滞につき断念。とりあえず、オジェックでJuandaまで出てもらい、Manggaraiまで向かうと、先行に配給がいる疑惑。あおりで、その先はチンタラです。乗客にしてみたら、いい迷惑で、Manggarai出ても今日は渋滞かよというボヤキがチラホラ聞こえましたが、Depokに到着して、なるほどご納得。港から運ばれたばかりの新車だ!!と皆口々にしており、205系の評判は上々な様子。
しかしながら、時刻の方はまもなく17時を回ろうとしており、さらにBogor方面には暗雲が立ち込め、久々の大雨になっている様子。これではDepok電車区入区シーンは完全に光量不足。
Depok駅で軽くスナップだけして、第三陣水切りレポートは〆とします。 ここから先はDjokoTingkirの推進のみとなるため、切り離されたCC206
入港後、約33時間、作業スタッフの皆様、お疲れ様でした!!また第四陣でお会いしましょう(出来るかな??)。
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