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05-102F出火事故(11月3日)

05202_terbakar             暗闇の中、燃え盛る05-202号(向かって右が1号車)
                  画像提供:BukitDuri電車区O様

本日3日、早朝5時5分頃、Serpong線Serpong~RawaBuntu間走行中のSerpong発TanahAbang行き1907列車、パンタグラフ付近から出火。RawaBuntu駅手前500m手前付近で停車しました。当該は05-102Fの05-202号車で、1号車よりパンタグラフ付近かが炎上しました。KCJの重大事故と言えば、まあ9月末のJunanda追突事故でしょうが、結局原因は公表されず、闇の中へ。そして先日もManggaraiで脱線事故を起こしたばかり。正直、またかよ・・・といった感じです。組織・運営の肥大化に全く人間が追い付いていないのが明らか。一旦車両増やすのも、本数増やすのもやめて、まずは安全第一の原点に立ち返らなければ、今後も事故は多発するのが明白です。

事故の詳細は以下のリンクからどうぞ。周囲がまだ暗かったというのもあるのでしょうが、尋常でない燃え方をしているようにも見えます。
http://megapolitan.kompas.com/read/2015/11/03/15484601/Ini.Penyebab.Terbakarnya.Pantograf.di.Stasiun.Rawa.Buntu
http://news.liputan6.com/read/2356016/kronologi-terbakarnya-pantograf-krl-serpong-tanah-abang

記事内でもEva嬢(ようやく現場復帰か)が述べているとおり、KCJとしては死者が出なかったのを良いことに、今回の件を単純にパンタグラフ故障として片づけており、公式SNSも運転情報等にも火災の情報は一切あげず、このまま隠ぺいするのではないかと思われます。床下から煙が出るなんてのも日常茶飯事だったわけですから。

Dsc_0140_r                     05-102F最後の力走か?
 

そんなわけで、朝から臨時出勤。事故後、当該編成が自走可能だったことから(あれだけ燃えても、最小限にとどまるのはさすが地下鉄車両!!)、消火後、6時過ぎにはすでにSerpongに収容され、Serpong線は運転を再開。電車区への回送も、今回DjokoTingkirを使用しないとのことで、Serpongまで先回り出来るか微妙だったため、TanahAbangで待機。すると、ほどなくして、2号車のパンタを下ろした状態(1Mユニットカット)で、ゆっくりと入線してきたではありませんか。一見すると、損傷は激しくないように見えますが、あの写真からしてそんなわけはない。
Dsc_0152_r                      出火当該の05-202

Dsc_0157_r                    当該パンタグラフ付近

Dsc_0143_r                 逆サイド こちら側はほぼ損傷なし

走行撮るだけなら、Sudirmanストレートで十分なわけで、車内を覗かせてもらいました。
Dsc_0286_r_7                   車内化粧板まで貫通しています
Dsc_0280_r                       化粧板の燃えかす

冒頭の画像で車内が燃えているように見えたのは、天井から落ちた灰が車内に落ち、燃えていたということなのでしょう。もちろん、それでも車内は難燃素材のため、それ以上燃えた形跡はなく、消火剤がまかれ床が一面ピンクになっていた以外は、損傷はありませんでした。しかしながら、局所的ですが、ここまでパンタ周りに被害が出ると、この車両の復帰は望めないでしょう。類似の事象は昨年3月にも6105Fで発生しており、6305号車のパンタ下に直径10㎝程の穴が開き、車内まで貫通しました(Cikaum廃回開始前だったため、6705と差し替え復帰)。そのときは、パンタ周りのガイシが破損しており、当時強風が発生していたことからも、飛来物ないし落雷によるものと見られていました。しかし、今回のものを見てみると、程度が違います(素人目の判断しかできずスミマセン)。
Dsc_0289_r                当然、屋根上にも穴が開いています

ただ、気になるのはこの列車、Serpong5:00発の始発列車ということ。当然、出発前にSerpong常駐の技術スタッフが仕業点検はしているはずで、それでパンタ故障により出火というのはなんともおかしな話。仮に、原因がパンタ故障によるものなら、要するに、ろくにチェックもしていなかったということで、最終的にはずさんな車両管理が出火原因というところに行き着くわけです。この列車の前には、ParungPanjangから2本の列車(1本はSudimaraまでの回送)が通過していますから、架線にタコが絡まっていたとかそういう話ではないと思われますし。日本で架線トラブルと切っては切れないエアセクションなんてのもこの区間にないでしょうからねぇ。Serpongを出た列車はややゆっくりとS字カーブを抜け、その後若干加速し、そのまま惰性でRawaBuntuへというのが通常の運転法ですし。駅間短いですからね、ここ。となると、やはり始発の時点から、何かが異常で、RawaBuntu直前で大出火となったのかもしれません。あとは専門家に任せるしかありません。

そして、気になるのは車両の処遇ですが、過去データを今更ながら探ってみると、まだCikaumに配給されていない05系はチラホラある(偶然にも05-207も残ってますし)ため、もはやどの中間車も廃車体と化していますが、機器類を総移設で、奇跡の復活を願いたいものです。まあ今のKCJの体質からして、丸々廃車しても、不思議ではない話で、こちらはあまり期待せずに気長に待ちましょう。しかし、05-102Fが落ちると、05系第一陣は107Fと共に全滅する結果になります。

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コメント

先日の脱線事故や追突事故といい、今回の車両火災といい、最悪の場合多数の死者が出る大事故を立て続けに発生させた事でこんなにまで大事故の反省のかけらもなく経営体制がずさん過ぎる鉄道会社はここの他にないだろうと思いました。もう小生もここまで来ると何度また大事故を繰り返そうが、編成まるごと潰して永遠に車両不足になろうがもう知らん、ざまあみろという心境です。

投稿: ハマ線沿線の民 | 2015年11月 4日 (水) 06時43分

<ハマ線沿線の民様

最近の事故の多さにはさすがに閉口させられますね・・・。インドネシアンマインドに我々がどうこう言っても仕方がないのはわかりますが、学習してもらいたいですね、そろそろ。

投稿: パクアン急行 | 2015年11月 5日 (木) 01時34分

本当にいろんなトラブルが起こりますね ご承知の通り日本のjR(東日本エリア内)でも架線のトラブルが続き.他国の鉄道の事はあまり言えないですが、ブログで触れられていますが、原因究明に熱心ではないKCJの体質には 疑問符が付きますね 日本でも鉄道黎明期より 尼崎での福知山線の事故まで長い鉄道の歴史の中で 何回も沢山の人命を失う大事故を経験して.その経験を踏まえて安全対策を進めて来た歴史がありますね 事故はない事にこした事は無いけど、そから学ばないsign02(としか見えない)かれらの姿勢は怖い

投稿: shrozou | 2015年11月 5日 (木) 10時34分

こんばんは。

立て続けの脱線事故に加えて今度は火災ですか。今更もう何を言ってもどうしようもありませんが、過去の事例から学んだり安全対策の為に原因追及を…という発想は先進国にしか無いものなんでしょうかね。。。これじゃあ、幾ら他国が小手先の支援なんかしたところで改善されないのも納得です。

投稿: 野津田車庫 | 2015年11月 5日 (木) 23時48分

<shrozou様
そうですね。事故は起こるものなのです。ですから、その失敗を教訓として生かしてもらわないとならないのですが・・・。死人が出れば話は別(7121Fのときは迅速に各車への消火器配備、避難経路表示の掲出等々が行われましたからね)だったのでしょうが、いつものことだ、で済まされている気がします。

<野津田車庫様
究極的には人間を変えない限り、抜本的な改善は出来ませんよね。言い方は悪いかもしれませんが、途上国の人間に、さあやれ!と言っても無理なんですよ。そろそろKCJも限界のような気がしますけど。

投稿: パクアン急行 | 2015年11月 6日 (金) 00時30分

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