都営6000、Depok電車区にてオフレール作業開始!!(11月23日~)
ついに始まった都営6000の搬出(といってもDepok電車区内ですが)
画像提供:元BOO電車区S様
今年前半にはすでに入札公示がかかっていた都営6000のDepok電車区内での解体案件(解体するのかは不明)ですが、応札者がいなかったため、延期に延期を重ねておりましたが、この度、ついに線路上からの搬出作業が開始されました。今後、さらなる車両投入のためには、Depok電車区のスペースにも限りがあり、致し方ないことではありますが、日本製冷房電車の先駆けであり、2000年以来、一時代を築き上げてきた車両が、ついに廃車というのは時代の流れを感じます。
当分の間、この作業は続くでしょうから、2日目の朝に、ちょっくらDepok電車区の橋の上から作業を眺めてきました。
手前の橋から
既に8両程度が、土の上に搬出されている状態で、ちょうど今朝1両目の作業も終わろうとしているところでした。位置的には奥の橋からの方が近いのですが、木に隠れてしまいそうで、手前から撮ったほうが無難かもしれません。 位置関係はこんな感じ。
次の車両揚げまでには少し時間がかかるでしょうから、ついでに奥の橋にも行ってみました。 全景
KFW12両と、都営の上記8両程度がいなくなっただけですが、だいぶすっきりした印象になりました。中央にいる8000は8039Fかと思いきや、8003F・・・・、え?? こちらが搬出箇所
次に上がるのは先頭車ですね!!タイミング良し!!この路線にも従来は架線があったはずですが、暫定的に撤去しているのでしょうね。それにしても、この狭い架線柱の間から、吊り上げるとはすごい。さて、一連のブツを確認したら、手前の橋へ戻りましょう。 手押しで搬出箇所まで移動
ついにLohan先頭車6281が・・・
住み慣れた留置線とお別れ・・・
安住の地?へ・・・
最後にちらっとお顔を見せてくれました
8号車、6288もすでに搬出済ですね
着地
あっけなく1両分の作業は終了してしまいました。よく見てみると、集中冷房の後期車の屋根も見え、既に6271,6272、、及び6281F(Lohan)の大半がオフレールされているようです。入札公示では60両と出ていますので、この後もしばらく作業は続けられていくのでしょう。とにかく、Lohanのお別れ場面に立ち会えたのはラッキーでした。
しかし、この60両という数字の内訳ですが、都営は全72両いるわけで、一部はまだ稼働中だったり、入替車に転用されており、それを加味するとなかなか数が合わないのです。ずっともやもやしていたのですが、担当者に話を聞いてみると、どうやらDepokにまだ残っている5000の中間予備車の数も含まれているとのこと。まあどちらも大雑把なくくりならKAI車ですから、問題はないといえます。そうすると、5000の中間車はあと4両残っていますので、ざっと計算してみましょう。
全72両-(Manggarai留置分8+4+2両+牽引車2+2両)+5000 6両=60両というピッタリ計算。となると、現稼働中の6181F及び、行方不明の6171,6178(Bogor電車区に隠されている?)も合わせて廃車ということになるのですかね。まあ、まだしばらくは作業終了まで時間がかかりそうですから、また折を見て観察しにいく必要もあるのかもしれません。
おまけ
せっかく橋の上に来ましたので・・・。 事業容用車並び
都営の編成単位での移動に備えて、DjokoTingkirもスタンバイ。そしてRakitanの後ろには東急8000の先頭車が。8004でしょうか?? 満タンの改造線
6115Fは車輪削正。6105Fは半分だけ建屋に取り込まれていました。後ろは05-102F7両。こちらはどうなるやら・・・ですね。ちなみに、ブレーキシューが中国製に戻った(鋳鉄の205を除く)途端、フラットが続出しています・・・。またここに行列が出来る日も近いのかも。 ハエ23はまだまだ調整中、プレート戻ったね。後ろはKFW、Ts9+10?
そして、ナハ37+42も10連化。ナハ37が4連になっています。
以上
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コメント
ご無沙汰しております。今年もあと残り僅かとなり、北海道では11月としては異例の豪雪となった模様で、小生の住む関東地方でも今日は年末並みの厳しい寒さとなり、冬の訪れを感じる時期になりました。
遂にインドネシア上陸以来15年間もの長きにわたり活躍を続けた都営車達に最期の時が訪れてしまいましたね…。都営が譲渡された当時、幼稚園児だった小生もあっという間に来年度は学生生活最後の1年間になり、15年という時の流れは本当にあっという間だったように感じます。最後に日本時代を含め40年間もの長きにわたる活躍、本当にお疲れ様でした。今後も秩父鉄道及び熊本電鉄に残る仲間たちの末永い活躍を祈りたいと思います。さようなら。
投稿: ハマ線沿線の民 | 2015年11月25日 (水) 17時53分
こんばんは。
いよいよ都営地下鉄6000形も廃車になる日が来てしまいましたか。譲渡が決まった平成12年当時はかなりの経年車である事、また途上国への輸出という事から5〜6年も持てばいい方だろうと思われていましたが、まさか15年もの長期間に渡り主力車両として活躍出来るとは予想外でしたね。
しかしながら、一度は交通局の指導で改善の兆しを見せたものの、大量の車両が手に入るようになってから技術が低下し始めている事を考えると複雑な心境になります・・・。
投稿: 野津田車庫 | 2015年11月25日 (水) 18時08分
はじめまして。
数か月に一度には仕事でジャカルタを訪れるので、こちらの情報にはいつもお世話になっております。
デポック基地には常々興味がありました。
更新前のこのエントリーをきっかけに、今朝強行しました。
"手前の橋"に上がった時は、ちょうどハエ23が出ていくところでした。
また次のオフレール作業が始まるところだったようで、Djoko Tingkirがちょこちょこと動き回っているのも遠目に見えました。
如何せん時間がなく、"奥の橋"に行くこともかなわずに20分ほどで離れましたが収穫は大きかったです、気分的には。
記事を見落としていたのか、それともそのスジの方々には周知のことなのか。
マンガライにHITACHIがいたことに驚きました。2両編成が作業員の休憩所として置かれているようでしたが。
今まで場所をよく分かっていなかった"ゲート前"では、先日の更新と全く同じ絵を撮れた次第です。
投稿: Trainpochi | 2015年11月25日 (水) 20時08分
<ハマ線沿線の民様
アジア通貨危機以来の最も過酷な時代をよく、生き抜いてきたと思います。もちろん、ステンレス車体で抵抗制御というジャカルタに最適の車両なだけに、ここで手放すのは、本当にもったいない話だと思いますが、これも時間の流れ。後継の205系列にバトンタッチされていくということで、まずは長きにわたる活躍、お疲れ様でしたと言っておきましょう。
<野津田車庫様
そうですね、当初は10年もてば御の字と言われていましたが、その後冷房の更新なども入り、だましだまし使い続けられてきました。技術力の低下というより、マインドの変化だとは思いますが、今あるものを大事に最大限使うという心意気は捨てないでもらいたいですね。技術力はこれからのJREの教育次第でしょう。
<Trainpochi様
はじめまして。いつもご笑覧ありがとうございます。橋に行かれたのですね。ハエ23は、ちょうど25日から運用を再開しているようです。搬出作業はどのような感じだったのでしょうか?すでに2段積みですか??
HITACHIはかれこれ詰所に転用されて1年半以上経っているのではと思います。旧ブログを探っていただければ、あると思います。まあ、今の詰所も、暫定的なもので、留置線が移完全移動したら、撤去されるものと思われます。あの位置には空港線ホームが作られるわけですから。
投稿: パクアン急行 | 2015年11月26日 (木) 02時48分
パクアン急行様
まぁ報告には遅いですが、私が訪れたのは25日の9時50分でした。あれがハエ23の出場だったのかもしれませんね。
その時点で、6281の手前にもう1両増えていたのみです。安物カメラの望遠では、車番まで確認できません。
マンガライ駅では気後れしていつもホームから眺めるのみで、詰所はいつも客車に隠れていたようです。
初めてゲートまで行きましたが、誰も気に留めませんね。そのくせ、いつも駅南側の分岐点で堂々と撮ってきたのですが。
それにしても、初めてジャカルタで鉄道を気にし始めた時と比べて、現地撮り鉄の数が増えました。5年前は撮影を注意された記憶がありますが、今は彼らの振る舞いが良いおかげか、何も言われなくなりました。
今回はまったく時間が取れず、実は既に寒い東京です。もう次の機会が待ち遠しくなっています。
投稿: Trainpochi | 2015年11月26日 (木) 20時11分