週刊マンガライレポートVol.160
先週末のゲート前
今週も更新が遅れまして申し訳ございません。そして、気づけばもう2月も目前。怒涛のように過ぎた1月でした・・・。デポック通信更新する暇がない・・・。さて、先週のBalaiyasaManggaraiゲート前、またしても何もいない週末でした。引き続き、Manggaraiには05-102Fが、Depokでは8003Fが全検中です。Depokでは8003Fの全検と同時に、1090Fなどの不具合車両の修繕(1060Fが部品取りに供出されたため、廃車は確定的)も同時並行的に進められているため、スローベースです。また、稼働車についても、8007Fが無事出場試運転を終えているものの、最終整備中のようで、先週末時点では運用に入りませんでした(※1月28日運用開始を確認)。しかしながら、各線での10連,12連運用の拡大で、南武編成を中心として編成組み換えが活発に行われており、今後も12連10本のひとまずの最終的形態に向けた動きが続くものと思われます。では205系の組み換えを中心に先週の動きを。
・増える南武12連
既報の通り、1月21日からSerpong線での10連運用が開始(22日から2運用体制)されていますが、さらにBogor線でも12連運用の増強が図られ、同日から2運用増の4運用となっています(こちらに関する公式アナウンスはなし)。それに伴い、ナハ42+37・ナハ36+3に引き続き、ナハ43+38(前日のBekasi線試運転に充当)及びナハ40+41が12連化されました。
20日から12連化されたナハ43+38
21日から12連化されたナハ40+41
なおこれに伴い、基本的に土休日は8連で代走でしたが、一部運用は土休日も12連のまま運転されるようになり、先週末は3運用が12連が充当されていました。いずれ見納めになるであろう南武帯ですので、既存12連,10連含めて来るものは全て撮影してみました。 イスティクアルバックにナハ43,38
マンガライの逆サイドよりナハ40,41
マンガドゥアより俯瞰ナハ42,37
とりあえず、日曜に運用に入っていたのはこの3本で、子供の塗り絵展示編成のナハ36,3はお休みでした。とはいえ、運用開始時にナハ36,3はロクな画を撮っていませんので、宿題はしっかりこなさねばなりません。車内の塗り絵も確認しておかないと。 というわけで、前日にとっておいたナハ36,3
車内の様子。どうしても黄色い中吊りに目が行ってしまいますが・・・。
というわけで、こちらから。
ナハ36,3に限らず、12連編成全ての前後2両の中吊り部分に掲出されていますが、PasarMinggu,Cawangの2駅は12連化未対応のため、JakartaKota側2両の扉は開きますが、降車出来ませんと、注意喚起しています。え?じゃあ、両端2両に掲出する必要ないんじゃ??万一の方転を考慮しているのかね??
で、本題のこちら。 国内での掲示と同じだと思いますが
日本の子供からのメッセージとインドネシア語で書かれていますが、メッセージというよりほぼ塗り絵状態であり、果たして、当地の乗客に意図が伝わっているかは、??なところです。確かにありがとうとか書かれているものもないわけではないのですが。 中にはこんな力作も。大きなお友達が書いたのかな?
かいがいでもがんばってますよ!!
その他の編成というと、翌日からのBekasi線12連化に伴う準備のため、稼働編成は少なめで、ナハ7,8、ナハ2,4、それからナハ11も運用に入らずでした。まあ、案の定翌日から、前者2本はBekasi繊線に充当されたわけです。なお、ナハ11は先週中ごろを最後に運用からはずれており、こちらも組成変更に向けた準備(現時点で元ナハ10のMM'ユニットを除き、KCJ帯化されています)が行われていると思われます(※追記 28日夕方よりSepong線での運用を確認。組成は追って報告します)。 未だ方転したままで、最後まで残りそうなナハ44,35
日中お昼寝していたナハ13,10
おまけ 最後の最後でNambo行きに充当されたナハ11
NambuからNamboへ、なんて洒落が果たして実現するのかと、インドネシア鉄の中では密かに注目が集まっていましたが、ついに唯一Nambo線に入る可能性のなるナハ11がNambo運用に充当されているのを目撃しました。当方としても、毎日運用チェックしているわけではないので、何とも言えませんが、翌日には既に通常の横浜編成になっていましたので、南武カラーでの最後のNambo運用でした。数日後に一時運用離脱し、塗装変更に入っています。
・Serpong線10連運転開始
特に別記事を仕立てるわけでもなく、スルーしてしまっていましたので、日曜日に証拠写真を撮ってきました。実を言うと、単に10連になっただけではなく、最大のネタが一つ転がっていたわけなのですが。 同時に初の10連環状線運用も登場
もともと本数の少ないSerpong線ですし、さらに2運用しか10連がないとなると、なかなか効率が悪く、何かいい手はないかと画策したところ、Depok入庫運用をSudirmanで撮って、すぐにPalmerahに向かえば、もう1運用が撮れるということが判明。おそらくこれ一番効率が良いはず。さらに環状線内の10連走行シーンも撮れて一石二鳥♪
Manggaraiのお立ち台から転戦し、通過時刻に合わせて定番のSudirmanストレートに赴いてみると、さすがにTigaraksaまでの複線化完成効果は大きく、Serpong線はほぼ定時運行。かつてなら、30分遅延は当たり前だったDepok入庫運用も定刻通過でした。そしてやってきたのは運よくハエ30。さらに、KCJ公式情では、あたかもTanahAbang~Depok間も旅客扱い開始(下りのみ回送、上りは従来から乗車可)のような体で書いていましたが、結局回送のままで、環状線内をかっ飛ばしてゆきました。そのため、前面サボはSerpong線の緑のまま。さらに、現状では10連の入線しないMaja行き!!これはなかなかおいしかったですね。 再掲になりますが、Serpong線10連時刻表
※1954は回送列車になります おや?編成札戻ってますね
が、これに気を良くしてしまい、この後痛恨の選択ミス。BajaiでそのままPalmerahにショートカットしてしまえばよかったものの、列車が折よく接近していたこともあり、TanahAbang経由で素直に電車に乗ってしまいました。すると、お次の狙いが、なんと早発しており;;、定番のS字にたどり着ける保証はなく、駅撮りする結果となってしまいました・・・。まあ、運悪く火が出てきたうえ、この時間ではまだ順光にならないので、まあそれはそれでよかったとは思うのですが、衝撃の編成の登場です。 Palmerahに入線するハエ32、10連・・・・え??
2号車にサハ204-100番台
そして、4号車から再び小窓・・・
というわけで、23日夕方運用でDepokから送り込まれた10連はなんとハエ15/32にH4のサハ2両(サハ204-104,サハ205-124)を組み込んだ10連だったのです。南武編成の暫定組成に絡む編成替えは周知の事実ですが、ついに埼京・横浜編成間での編成組み換えが発生です。これまで、205系の編成組み換えにはなんとなく消極的な態度を取ってきた(だからこそ、南武が12連なんてトンデモナイことになってしまったわけで)KCJですが、南武編成の帯色交換といい、またここにきての方針転換です。そもそも10連運用をここまで増やしている現在では、どうやっても本数が不足し、組成変更するしかない段階だったのですが、Juanda事故当該の6M2T編成にサハを突っ込んきました。以前、中の人とはH28を6連化し、余ったサハをハエ15/32にぶち込み、10連化、H28は南武の予備に回せばよいという旨を話し合っていたのですが、H4を使ってきましたか。どうも話によると、H4の一部車両の車輪径が限度値を割っており、そのためにH残ったH4の車両を活用することになったようです。そのため、10連なのに6ドアが1両という珍編成になっています。組成の方は6ドア組み込み編成と同じサハ2連続です。サハ204-100番台の連結器には埼京用のような特殊な緩衝機構がないけど大丈夫なのかな??車掌がズッコケないことを祈るばかりです;; 証拠写真に、いつもの位置から折り返しを撮ってみました
ハエ32側から撮らなければ、どうもネタには見えませんので、次回リベンジが必要です。編成は以下の通りです。
◆ハエ32/15 新組成◆
・205-54,204-104,204-124,204-162,205-162,204-336,205-336,204-335,205-336,205-123
さらに、6連になったH4ですが、その後の情報によると、さらにMM'ユニットをH28に供出し、H28を10連化した模様です。当方未確認。26日頃から運用を開始しているとの目撃情が。なお、これにより、10連の本数はJuanda事故前と同じ16本(南武暫定10連編成除く)に戻りました。とりあえず、H4編成の車輪径が起因しているのでしょうが、かといって10連は根本的に不足していますので、これが暫定的なものになるのか、否かは不明です。8連には比較的ゆとりがありますので、もしかしたら、今後もこのような編成組み換えが続くのかもしれません。 日曜の時点ではまだ8連だったH28
(朝方はこんな天気で最悪でした・・・) H4は3両、3両に分割されて留置中でした
・スカート損傷と広告車の話題 H12がスカート完全撤去に
絶えないスカート損傷ですが、このところ支柱ごと撤去の例はしばらく見かけていませんでしたが、H12のクハ204-72が完全スカートなしの姿で営業に就いていました。これはこれで、マニア的にはおいしいから良いのですが、早急に抜本的な対策を打ってもらいたいですね。 ハエ22に新たな広告車。当該はモハ205-332
Bogorのケーキ屋さんの広告??でしょうか。 先頭から2両連続広告になったハエ22
モハ204-239にMandiri E-moneyの新しい広告が
とりあえず、これも後追い、ハエ1
ネタの回収に忙しく、広告車ごときに手が回りませんでしたので、いずれ両者とも撮り直しが必要ですね。
・TanjungPriok線の走行を撮る 2本のKFWが並ぶ
既にトップ画面でお知らせしている通り、TanjungPriok線が26日から増発されています。結局、既存のダイヤはそのままに、前後時間帯に計3往復を追加しただけですが、来週から増発されるかもしれないと聞き、さらに先週中ごろからFeederにもKFWが充当されており、大幅にダイヤが変わる前にと走行写真の撮影に挑んでみました。というのも、なんと無駄なことに既存のダイヤだとTanjungPriok線とFeeder線のスジが非常に近接している時間帯があるのです。特にコタ11:40なんて同発でしょ・・・。そんなわけで、本来ならこの同発を狙うべきだったのですが、他のネタを考えると、ちょっと無理。ならば、と、KampungBandan14:08発のコタ行きを狙ってみました。これ、数分後にFeederが続行するため、TanjungPriok線が通常通り遅れてくれれば、かなりのタイミングで並走するのですよ。
が、こういうときに限って定刻にきてしまいました・・・。それでも上の画像の通り、KampungBanda地平ホームに停車中のKFWとの並びは撮ることが出来満足でした。今のところ、Feederも共存していますが、近い将来TanjungPriok線に統一されることになりますので、折を見てこちらも再挑戦したいところです。 コタ客車区をかすめ、Feeder線と合流し、コタを目指します
後を追うようにFeederも発車。
TanjungPriok線開業に伴い、空気輸送のKFW8連は解消。
ちなみに、この中洲のバラックですが、先日27日に大火事があり大部分を焼失しました。おそらく、市かKAIに雇われたヤクザの仕業とは思いますが、このタイミングで撮影しておいて本当に正解でした。今後、この都会の一等地では、これを期に再開発が進むのではないでしょうか。JakartaKotaが移転し、KampungBandanと統合され、北コタ新駅となる日はくるのでしょうか?? 数分後、コタからTanjungPriok行きが戻ってきました
画像左側に小さく映っていますが、"下町トロッコ"も電車の合間を見ながら引き続き運行されているようです。それから、落花生。さん、この区間もしっかり複線運転されていますよ~。
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