6101F,6108F,6117F Yokoso! TanjungPriok! (7月29日)
2016年度分、1本目は6000系トップナンバー(二次試作車)!!
7月29日朝、2016年度分車両譲渡となる6000系60両(予定)のうち、第一陣60両がTanjungPriok港に到着しました。7月13日に東京木材埠頭を出航してから、16日間の航海。今回到着したのは6101F,6108F,6117Fの3本で、今回はシッピングマーク順(国内での離脱順)に水切りがなされました。地元マニアも驚愕のトップナンバー編成、そして最後の田窓編成の入線とあって、普段は家でゴロゴロしている在宅鉄の皆様も、Pasoso、沿線に繰り出すという異例の祭り状態と化しました;;
が、周囲のお祭り状態とは裏腹に、平日の朝着岸、そして翌土曜は朝から怪社の会議ということでかなりの鬱・・・。これまでの新潟出港ならば、定番の10日間コースで前の土日に被ったのに・・・といったところですが、まあ東京からでは時間がかかりますわ。頭の中を3年前にリセットしなければなりません。それでもトップ編成のオリジナル状態の姿でのDepok駅停車シーンが拝めただけでもラッキーでした。
そんな中ですが、いつもお世話になっております、K様、そしてAdam様より画像を頂きましたので、6000系第一陣の到着シーンをご紹介します。
7月29日朝に着岸した輸送船ですが、税関検査終了後10時頃に水切り作業が開始され、夕方17時前に6101F10両のオンレールが完了したようです。 10両目となる6001号車がPasosoに到着
1本目、全車オンレール
立て続けに6108も到着
上記3点 撮影 K様
但し、前回同様、ラッシュ時間帯の配給列車設定が不可になっている影響で、Pasoso出発21時頃まで留置が続きます。 6101F、DjokoTingkirとの連結準備
6108FとDjokoTingkir
上記2点 撮影 Adam様
その時間を利用して、怪社上がりにAdam様もPasosoに寄り道されたとのことです。ラッシュ時間帯への設定禁止令は何気に我々向きだったりします。それで前回、ナハ39も撮れたわけですし。
また、今回も10連ながら、釜と事業用気動車のプッシュプルで、TanahAbang経由で施行されたことから、前と同じ要領で、私も怪社から最寄り駅に直行し、渋滞にはまりつつも、滑り込みセーフで回り込めまして、通過シーンを拝めました。編成撮りはハイビーム攻撃で例の如く撃沈ですが。 一応、証拠写真です。独特の裾仕上げで6101Fとわかります。
後部側のDjokoTingkir
Depok駅で釜の切り離し作業があることから、後続電車で追いかけてもなんとか追いつくだろうという算段で、Pasosoに行く前にDepokに寄り道です。今後はこのパターンが定着しそうです。 既に釜が切り離されていまして大急ぎで撮影です
しかしこんな夜の配給にも関わらず、ヲタがうようよしているのにはびっくりしました。さすがはトップナンバーですね;; 切り離された釜との並び
しかしなふがら、Depokでは果たしてここが日本なのかインドネシアなのかわからないという画しか撮れないのがなんとも・・・です。もっとももう二度度このオリジナルの姿では拝めないと思えば、こんな記録写真でも価値はあるのでしょう。果たして今回、どのような姿で試運転が実施されるでしょうか。
乗ってきた列車だけ先に通して、後続列車は抑止する形で、すぐにDjokoTingkirの推進運転により、6101FはゆっくりとDepok電車区に入区してゆきました。
そしてちょうどおあつらえ向きにもJatinegara行き最終が来たので、それに乗ってPasosoへ。もちろんKampungBandanからタクシーですけど。
が、問題はここからで、正直6108号車のオンレールシーンしか撮影出来ておりません・・・。というのも、港湾内が何らかのトラブルで、大渋滞、というか完全にマヒしていまして、トレーラーもその中にはまってしまい、身動きが取れていない様子。これではくる車両も来ないし、埠頭にもおいそれと行けない(こういうときに限って一番遠いバース・・・。車両なしではちょっと近づきがたい・・・)なわけで、船にも接近できず。今年度はたかがか60両、船便はおそらくあと1回を残すのみで、迫力の水切りシーンは次回にかけるしかありません。 到着時、すでに6108Fのうち9両がオンレール
見るからにPasosoでの作業も小康状態で、作業員たちも仮眠中でした。ヤレヤレとは思いつつも目の前の田窓車を見ると、やる気がはいってしまいます(笑) Pasoso駅構内入替用のCC201と
毎度お馴染みのシッピングマークですが
先ほどDepokでは慌てていて、全然気づかなかったのですが、今回トータル両数の記載が省略されています。何か書けない事情でもあるのでしょうかね。
全く動きが見えてこないので、私もしばらく車内で仮眠をとらせてもらうことに。それでも1時間も待たないうちにやってきはしました。 ようやく到着した6108F
オリジナルの田窓はやはり格好いいですなぁ
そしてオンレール
組成完了!!
普段の手はずなら、このまま埠頭へ移動(おそらくここで鉄板タイムを挟むはず)。6117FのアタマにYokoso!できるわけですが、前述の事情により断念。足止め喰らって帰ってれなくなるのみ嫌ですし(いや、それくらい凶悪な渋滞ぶりでしたよ)。で、その後はひたすらロングシートで寝ました。こんなこともあろうかと、蚊よけノーマットを持参したのは正解でしたが;;ぐっすり寝て、4時半に目覚めても、6117の姿はなし。もう帰るかと思っていると、ちょうどDjokoTingkirが戻ってきたので、これだけ撮って撤収することに。 釜と気動車セットで今回は戻ってきましたね
いつものシーン
連結完了。
朝ラッシュに入る前に、6108Fはさっさと出発。しばらくPasosoには何もいなくなってしまったようですが、6117Fは7時頃ようやくやってきた模様。その先は順調に進んだようで、3本目は昼過ぎて、13時過ぎにDepokに向けて出発。特にネタのないような6117Fですが、6月22日の離脱直前に人身事故当該で貫通扉を損傷しており、ツイッター社会のインドネシアでは瞬く間に拡散され、KCJ社員からも問い合わせが多数でしたが、予備品(廃車発生品?)と交換したのか、しっかり修復されています。
そんな6117Fはこちら。こちらも撮影はK様で、毎度毎度強運でいらっしゃいます。 複々線区間を行く6117F
狭窓(一段降下窓改造)タイプの6117F
お忙しい中、撮影並びに、画像提供ありがとうございました。
さて、ひとまずは、2012年以来4年ぶりに6000系が到着したわけですが、問題はこれからです。譲渡車両初となるVVVF車が果たして、この地でやっていけるのか、去就に注目です。
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