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6101F社内試運転(8月20日)

Dsc_0046_r           2016年度分トップバッターとなる6101Fがついに本線上に。

8月20日、6101FがDepok~Manggarai~Bogor~Depok間で社内試運転を実施しました。2016年度譲渡分第一回目の試運転がようやく施行です。かれこれ着岸から早3週間が経過しましたが、なんとか週末までにとりあえず1本ですが、ついに本線上の走行を果たしたかたちです。まあ、ここ3年間のペースと比べると、明らかに遅い・・・ですね。久々の新形式(6000は6000ですが、V化されていますのでね)というのはもちろんですが、そもそもの改造ペースが遅すぎるようです。これまでのステッカー仕様から、初めから塗装にしているところも大きいのでしょうけど、どうもここにもなんらかのトラブルが発生しているようで。これまでのように、後が押しているわけでもなく、怖いボスも異動でKCJを去りましたので、こうなると結局はインドネシアンマインドに戻ってしまうのですね。

Dsc_0054_r             Manggaraiに到着した6101F。何か顔が変ですね。

おそらく、営業開始後もこのまま10連で運用に入るでしょうから、特に面白みのある試運転ではないですので、追いかけはせずに、Manggaraiの折り返し時間にちょこっと観察です。
これまでの変更点としては、上の画像でお分かりの通り、ドアステップが省略(手すりのみの設置)されています。もしかしたら、今後追加される可能性は否定できないですが、特に6101Fの特殊な形状から、そもそもステップの取り付けは困難なのではないか?と思われます。低床ホームも、最終的にオレンジステップを設置することで解消されていますし、最後まで残っていたBogorも最近ホームが延長されたようですし。また前述の通り、現地化改造時から塗装仕様となっており、デザインもDepok電車区で全検を受けた編成に準じたものになっています。また基本的に側面メトロマーク及びその下の営団Sマークは改造時に撤去されています(が、一部撤去し忘れている号車もあり・・・)。

なのですが、よくよく見てみると、現地化改造完全に終わってないじゃないですか・・・。上の画像でお分かりの通り、何か違和感を覚えると思いきや、正面帯上の飾り帯が外されたまま。さらにもっと酷いのは6001側だったりします。別に営業開始時にはしっかり整備されて出てくるのですから、別に良いのですけど、どうもすっきりしない部分がありますので(後述)。

障害物を避けるために、向きがバラバラですが一応形式写真っぽいものを撮りましたので、上げておきます。
Dsc_0062_r              6101。ハートM残存。床下は今回は濃いグレー。
Dsc_0066_r            6201。ハートMは撤去、撤去部分の塗装が酷いですね。
                     反対側のハートMは残存。
Dsc_0065_r                         6701。同上。
Dsc_0071_r            6601。弱冷車ステッカーも後から剥がしたのかね?
                     反対側ハートM残存。
            
Dsc_0078_r            6301。同上。さらに反対側はマスキングが残ったまま。
Dsc_0076_r                    6401。同上。
Dsc_0083_r                  6501。同上。中間運転台です。
Dsc_0081_r_2                      6801。同上。
Dsc_0086_r                6901。同上。反対側にSマーク残存。
Dsc_0090_r          6001。前面帯がまだ未完成。乗務員扉への回り込みもなし。
                    反対側はハートM残存。

画像ではわかりにくいですが、その他帯自体もかなりいい加減に塗装されているところが散見されました。また安い施工業者にでも受注させたのでしょうかね。3週間かけたとはちょっと思えない出来には少々驚きです。
Dsc_0105_r                  6001側より。黄帯の色が変ですね。

というのも、先週仕事でちょっくらDepok電車区に入る用事があり、あまりにも6000の試運転が開始されないため、ぐるっと大回りしながら、様子を見させてもらったのですが、どうも途中で塗装をやりなおしているような気がするのですよね・・・。
Csc_0878_r  そのときの6001。さすがに乗務員扉までは気にしていなかったのでわかりませんが。

なんでこんなことになったのでしょうかね。黄帯は黄帯でも、蛍光塗料が入っていなかったとか??なお、塗装は6101Fが一足先に開始され、その後6108F,6117Fでした。
Dsc_0559_r                なお、これは試運転時もこのままでした。

ちなみに他の編成はこんな感じでした。
Csc_0868_r       6108F。電留線で通電中。試運転一発目か?とも思われたのですが。

なぜか飾り帯まで赤塗装になってしまっていますね。V車とチョッパ車の識別のため?とも思われましたが、単なるミス?だったようです。
Dsc_0577_r      6108側。マスキングが付いたままなってのは白に塗りなおしたばかり?

なお、この編成、側面ハートMは残存しており、どうやら改造途中から方針が変更になったものと思われます。また前面のMは剥がさずに塗装したようで透けて見えてしまっていました。その部分だけ今後剥げるのではと思いますが、やり直しになっている可能性も有り得そうです。今度確認が必要です。

Csc_0869_r                 一番最後に改造が始まった6117F。
          

何故か片側だけヘッドライトが外されています。3本目だけあり、まだ塗装変更作業中でした。しかしながら、数日後に6108Fもこの隣に入り、再度塗装作業が実施されている姿を中の人がアップロードされているなんてこともあり、謎です。やはり、前面黄帯に問題があったか??

この日の試運転にしても、205の各初回なら本社の広報の人間などが乗り合わせて、撮影しているなんて光景が見られましたが、今回はそういうこともなく、トップナンバー目当てのオタが集結するという、これまでにない光景なのが印象的でした。機器関係でのトラブルは今のところ耳にはしていませんが、KCJの冷めた態度からして、なんだか先が思いやられます。チョッパ編成でさえ、当初は相当苦労していたわけですから。まあ、あくまでも私の勝手な解釈ですので、単なる思い違いであれば、それに越したことはないのですけれど。しばらく様子見が必要です。

※電車区内での画像は許可を得て撮影。

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