週刊マンガライレポートVol.187
いい加減この光景も飽きてきましたね・・・
先週末のゲート前は引き続き、この状態です。H6+H8の12連が入場していますが、12両全てを取り込めないため(手前の倉が廃車車両で埋められているのが問題なのでしょうが)、試運転線上に205系の姿が確認出来ました。Depokでも、引き続き7122Fが入場中です。ですので、ネタの少なめなマンガライレポートです。なお、この週末はいつもお世話になっております、地味鉄庵のおっとっと様と2年ぶりに同行が叶いまして(昨年はスケジュールが合わず・・・)、濃ぃいトークを交え、新たな撮影地も開拓しつつ、撮影を敢行しました。生憎の天気でしたが、遠征大変お疲れ様でした。そんなわけで撮影枚数が膨大になり、処理が追いつかず、更新が遅れるという体たらくです・・・。
・05-104F全検出場、運用復帰
KKWラッピングなし、アンチクライマー色差しありの安定のスタイル
H13と共に試運転を実施したものの、すぐに運用には復帰せず、ようやく先週月曜日からDepok電車区の7月全検分である05-104Fが営業を再開しました。前面窓行先表示部の封印もなく、幕も残存し、入場前とほぼ変わらぬスタイルでの出場となっています。また全検と同時に新ナンバリングが適用されています。 検査表記と新ナンバリング。表記上は7月31日出場。
新ナンバリングは以下の通り。
05-104F:05-104(K1 1 89 65),05-204(K1 1 89 66),05-304(K1 1 89 67),05-604(K1 1 89 68),05-704(K1 1 89 69),05-804(K1 1 89 70),05-904(K1 1 89 71),05-004(K1 1 89 72) 逆サイドより。
しかし、朝から夕方まですっきりしない天気で、気が滅入りますな。上の画像2枚とも本来なら逆光の向きから撮影しているという珍現象。いや、ジャカルタではしばしば起こりえるのですけどね。
・ハエ24車輪交換、運用復帰 久々の登場?205系、入場前の埼京編成
車輪限度値割れのため、一時運用離脱していたハエ24が運用に復帰しています。メトロ車など、車輪交換で数か月離脱(車輪自体はすでに用意されているのに、何故あれほどに時間がかかるのか?)することが常態化していますが、運用数が切迫している205系は仕事が早いですね・・・。 モハ204-277
モハ205-277
すっかりお馴染みになった2016年度発注分の波うちグレー台車です。
・少数精鋭、メトロ5000系の動向 イメージが変わった5809F(わかります?)
7月分のデポック通信でもお伝えしていますが、7月下旬以降、本線上に5000系が1本もいない状況がしばらく続いていましたが、相次いで運用に復帰しています。なお、5817Fは8月12日に車輪交換後の試運転をDepok~Manggarai間で実施しましたが、週末までの運用入りはありませんでした。というわけで、5809Fの画像を上げておきますが、もう気づかれたでしょうか? なんと、投石防護網が黒塗装に!!
この拘りようを、もっと他のところに生かしてもらいたいところなのですが、どうやらデザインに一家言ある重鎮が電車区にいるようですね。自分としては、別に銀縁でも5000の場合は良かったのではと思うのですが。こうなってくると、5817Fはもちろん、銀縁の東急編成の動きにも要注目です。なお、5809Fは車輪交換はなく、どの箇所を修繕が実施されていたのかは不明です。
・広告車の話題 ナハ37,42
当該はモハ204-63で、またもセブンイレブン提供の映画のラッピング
この編成、元横浜線車両のサハを組込む混色編成ですが、新たなラッピングは南武帯の号車に施されており、KCJ帯の車両はしっかりと残存しています。
・ランカス鈍行に変化 釜+客車8両という軽快なスタイルでやってきたEkonomiLokal
おっとっと様との同行2日目日中は、こんどこそ!のランカス鈍行乗り収めをしてきまして、実は私としてはRangkasBitungの駅に降り立つのは数年ぶり;;(いつも通過するだけ・・・)で、架線柱が立ってからは初でした。昨年の今頃にはすでに架線柱も立ち、自動改札機まで設置されるというフライングぶりだったのですが、1年経っても電車運転は始まらず、現在に至っています。もちろん、Maja~RangkasBitung間の電化・複々線化の進捗状況のウォッチングも兼ねているわけで、それだそれはで有意義なプチ客車旅になったのですが、それよりもネタだったのがこちら↓↓ 運用を外れ、RangkasBitung構内に留置される荷物車
こちらにもズラリと・・・
ジョーナン政権時のKAIイメージアップ戦略により、2012年末頃から行商人の列車利用が事実上禁止となり、荷物車は有名無実な存在となっていたものの、列車事故時の緩急車、要するところのAlingAlingとして引き続き連結がされたまま運行が続けられておりましたが、なんと突如運用落ち・・・。先月末に見たときにはまだ連結されていたの思うのですが。おそらくこれは運輸省が進める旧型車駆逐の第一陣になるのではないでしょうか。というのも、Serpong/Banten線EkonomiLokalの荷物車は、他の長距離特急等に連結されている荷物車と大きくタイプが異なっており(非常にずんぐりむっくりしています)、基本的に1955年製造の年代モノに統一されているからです。既にKAI側に運輸省から指導が入っているものと見え、ならばすぐにでも廃車が行える、ここの荷物車に白羽の矢が立つことは明らかです。しっかり廃車実績を出せば、どんな形式の車両であれ、運輸省に面目は立つというものですし。しかし、せっかく塗装変更したばかりなのに、あっけなく廃車というのはなんともインドネシアらしいというか・・・。そしてAlingAlingの連結基準もどんどん曖昧になってきていますよね。これでPurwakartaLokalのAlingAlingが残っているなら、Banten線の乗客の命はどれだけ軽く見られているのかということになります。あ、でもそういえばプルワカルタ鈍行の荷物車も連結されていなかったかも。今度またチェックしなおさねば。 相変わらず、ジャワの田舎町の雰囲気を醸し出すRangkasBitung駅
しかし構内には留置線も含め架線がびっしりと
なお、Maja~RangkasBiting間を単線運転でなら、いつでも電車運転が開始出来る状態になっていますが、KCJはせっかくMajaまでの複線化が完成し、定時運転率が大幅に向上したSerpong線を再びグタグタにしたくないでしょうし、KAIが運行する客車列車を置き換えるとなると、電車も不足しますので、正直KCJはここの電化にさほど前向きではないのかもしれません。2014年末頃に、ささやかれた、このEkonomiLokalの都心乗り入れ廃止(ParungPanjangでの折り返し運転)も結局立ち消えになっており、正直先が見通せません。線増部分は、レールが既に敷設されている部分はあるものの、掘割部分等は未だ手付かずのところもあったりと、まだ時間がかかりそうな様子でした。となると、やはりCikarang電化(KCJとしてはBekasi線の遅れがさらに増すので、こっちもやる気なさそうですが)が先になるのでしょうか。
以上
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